笑って眠れ

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エヴェレスト 神々の山嶺

前回の記事のあと風邪をひき、一週間ほどフラフラしてました。

やっと調子が戻り、今日は映画『エヴェレスト 神々の山嶺』を見てきました。

以下少しネタバレ。

 

原作は夢枕獏の小説。あと『孤独のグルメ』の漫画家さんが作画を担当している漫画も出てます。私は漫画だけちらっと見た程度で原作は未読。

昔、マロリーという天才登山家がいた。彼はエベレストに登ると言って山に入り、そのまま帰ってこなかった。もし彼が登頂に成功していたら、初登頂は彼と言うことになり、登山の歴史が書き換わる。

そのマロリーという登山家がエベレストに持って行ったカメラを、主人公の深町がカトマンズの町の片隅で見つける。カメラにフィルムが残っていれば、マロリーがエベレストの頂に立ったか立ってないかがわかるかもしれない。

そのカメラを巡って知り合った人物が、7年前に消息を絶った天才登山家・羽生だった……。

というところから物語が始まります。

私がまず気になったのは、このマロリーのカメラがどうなるのかという点。

この原作が描かれたのはまだマロリーの遺体がエベレストで発見される前。初版が出た後に遺体や遺品が見つかったのを受けて、初版のハードカバー版と、その後に出た文庫版でこのマロリーとカメラに関する扱いがちょっと変わっているらしいですね。

映画では特に真相に触れないという描き方でした。

 

話のメインは、天才登山家・羽生の生きざまと、それを目の当たりにした主人公・深町の生きざま。

これに関しては、阿部寛さんと岡田准一くん、好演だったと思います!

原作は700ページくらいあるそうで、羽生や深町のことを丁寧に書いてあるんでしょうけど、映画の描かれ方だけでも伝わりました。

私は自分で登山はしないけど、登山に関する記録やニュースなんかをよく眺めたりしています。登山家がなぜあんなにも『登る』のか、完全には理解できないけど、山を見ていると上に立ちたくなってくる気持ちは分かる。

羽生の恋人は、兄と恋人を山に奪われた身分なんですけど、それでも山を憎みきれてないというか、「ああ、仕方ないんだな」と思っている節があるのかな……。

山を見たら登りたくなる気持ち、たぶん少し分かってたんだと思います。

映画の途中に、羽生が冬の谷川岳の鬼スラを落とした下りが出てくるんですけど、

谷川岳って死亡率が世界屈指なんですよね。

「難しいことなんだぞ」って言葉でサラリと触れているだけでしたが、この映画を見にくるような層はその辺わかって見に来るんでしょうねw